ガルキマセラってなんぞや?





 ガルキマセラとは、第一世界のウォルス城地下に出現する、第一世界では出るべきではない強さを持ち合わせた卑劣なモンスターです。
 HPは666しかないものの、回避率と防御力が鬼のように高く、しかもダメージを与えると月の笛を使ってこちらの行動を制限してきます。モンスターを放つに対してはなぜか大丈夫なのですが…
 そして気を付けなくてはいけないのが、弱点と吸収です。ライブラをすると一見全ての属性に対して弱いように見えますが、実はその裏には全ての属性吸収というステータスを持っているのです。よってこいつには弱点はありません。
 そしてさらに『警戒』がないと確実にバックアタックを食らいます。
 通常プレイでもなかなか倒すのは困難なのです。

 さて、ガルキマセラの紹介も終わったところで話を戻しましょう。
 低レベルTOPでも言ったように、このモンスターは低レベルクリアには必要不可欠なモンスターです
 第二世界に入ると、エクスデス城を抜けた後、ビッグブリッジと言う名のダンジョン(←この表現でいいのか?)を突破しなければなりません。知っていると思いますが、この橋を突破するためには数多くのモンスターとギルガメッシュを倒さなくてはなりません。
 ギルガメッシュはいいとして、その他もろもろのモンスターは倒していると大量の経験値を入手してしまいます。よってかわさなくてはなりません。実はビッグブリッジはエンカウントするマスが決まっているので、そのマスさえ踏まなければモンスターと会うことはないのです。
 しかし、1番最初のガラフの「ここから先は魔物の巣じゃ!」というセリフ後のモンスターだけはどうあがいてもかわすことは出来ません。
 その強制戦闘のモンスターというのは「プチチャリオット×3」です。
 このモンスター、逃げることはもちろんとして、捕らえることが出来ません(実際、低レベル&低ABPクリア をやっているなら戦闘終了時にジョブを残しておくことは許されないので、絶対に一匹は捕らえる以外の手段で殺さなくてはいけないのだが)。
 普通に倒しても経験値が入ってしまいます。よって、

捕らえる以外で経験値の入らない殺し方

をしないといけません。
 捕らえる以外で経験値をいれない方法には、『死の宣告』があります。
 しかし、ここに来るまでで死の宣告をラーニングする方法はありません。
 唯一あるのが『放つ(ガルキマセラ)』です。ガルキマセラは放つと死の宣告をしてくれます。
 さあやっとガルキマセラが出てきました。
 こいつの捕まえ方(いろんなサイトを覗いて来た中で最も簡単だと思ったやつ)を紹介しましょう。


 …まず、スリップダメージのある攻撃を持ったモンスターを捕まえます。
 なぜかというと先程も述べたように、ガルキマセラはダメージを受けると月の笛をしてくるので、ダメージをまともに、かつ簡単に与える攻撃がスリップダメージしかないからです。
 第一世界では「エーギル(虹色の風)」「バイオソルジャー(バイオ)」「ミスリルドラゴン(ブレイズ)」といったところでしょう。
 エーギルがHPも低くよわっちいのでおすすめです。これらの捕らえ方については『地形』『愛の歌』『ナイフ』等を利用してHPをうまく1/8以下にしてください。そう難しいことではありません。
 次にガルキマセラ戦でナイトにするキャラ以外を瀕死にします。ゴブリンを使うとやりやすいでしょう。シーフ×2、魔獣使い、ナイトの編成にしてナイトにエルフのマントだのブロンズシールドだのとかく回避率の上がるものを装備させます。
 そしていよいよガルキマセラ戦です!


 …のまえに、スリップダメージについての知識を持ち合わせていないとガルキマセラを捕まえることは出来ません。
 では、説明しましょう。
 スリップダメージとは「ブレイズ」や「波動砲」を食らったときに、HPが2ずつくらい徐々に減っていくあれのことです。しかし、スリップダメージも死ぬまで続くわけではありません。いつかは止まります。
 すなわちスリップダメージの大小を決めるのは効果時間ということになります、その長さを決めるのは魔法防御という名のステータスです。これをガルキマセラで考えてみるとガルキマセラのHPをスリップダメージで減らすことが出来るのは約200であると聞きます。ガルキマセラのHPが666で、捕獲するためには敵のHPを1/8以下にする必要があります。666の1/8は83.25、つまり83です。

666−83=583

583のダメージを与えなくてはならないのですが、200では全然足りません。
 3体放てばいいかもしれませんが、これを全員に捕獲させるとなると無理な話です(ガルキマセラをすでに捕まえたキャラはエーギルを捕まえられないから)。
 さてどうしたものでしょう?
 では、ここからその対策であるガルキマセラ捕獲の1番凄いところ(と私は思う)を紹介しましょう!

 ちなみに、ここから先に書かれてあることを“自分一人で思いついた”人は、スバラシイです。
 ていうか、普通にFF5をプレイしている人ではまず思いつくはずがありません。
 私から見ればその人はすでに『すべてをしるもの』を凌駕しています。
















 FF5はコンフィグでバトルスピードを変えることが出来ます。
 このバトルスピードは数字が大きいほどコマンドウィンドウが開いた瞬間の一時停止時間が長くなります。1だとほぼ無く、6だと約9秒ほど一時停止時間があります。

 この時間は一時停止時間であり、この間はゲーム中の全ての時間が止まります。
 それはスリップの効果時間にも同じです。
 がしかし、この一時停止中もスリップは効き続けます
 どういうことかというと、スリップの残り効果時間が減らずにスリップが効き続けるのです。

 このことを利用するともともと200しか与えられなかったダメージを583以上にまで引き伸ばすことが出来ます。
 やりかたはバトルスピードを6にして、スリップ効果のある攻撃をしたら、その後コマンドウィンドウが開くたびに一時停止時間終了ぎりぎりまでコマンド入力を待ちます。目安はキャラのまわりの枠が10回点滅して11回目の点滅の途中です。
 ダメージをひたすら引き伸ばして捕獲します。

 コツをつかまないと難しいです。が、慣れてヘイストなどを組み合わせると

倒すことも出来ちゃいます。


ウォルス城地下
敵データガルキマセラ
HP 666 MP 不明
弱:炎冷雷風地毒水聖
吸:炎冷雷風地毒水聖
攻撃パターン通常攻撃 ダメージを与えられるとカウンターで月の笛
味方データ魔獣使い1人(エーギル、バイオソルジャー、ミスリルドラゴンのどれかを捕獲中)
シーフ2人
ナイト1人(回避率が最も高い装備)
※ナイト以外瀕死、バトルスピード6




これがバトル時のデータです。さあやってみましょう。